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モールス (映画) : ミニ英和和英辞書
モールス (映画)[かく, が]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
映画 : [えいが]
 【名詞】 1. movie 2. film 
: [かく, が]
 【名詞】 1. stroke 

モールス (映画) : ウィキペディア日本語版
モールス (映画)[かく, が]

モールス』(原題: ''Let Me In'')は、2010年ホラー恋愛映画トーマス・アルフレッドソンが監督した2008年のスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』とその原作であるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストによる小説『MORSE -モールス-』(''Låt den rätte komma in'')に基づいており、マット・リーヴスが監督し、コディ・スミット=マクフィークロエ・グレース・モレッツが主演した。1980年代のニューメキシコ州ロスアラモスを舞台に、いじめられっ子の12歳の少年と、常に裸足の謎めいた少女との間に生まれた友情を描く。
== 概要 ==
ぼくのエリ 200歳の少女』が公開される前年の2007年、同映画の英語版の製作が検討され始めた。2008年にハマー・フィルムズがこの権利を取得すると、同社はその監督をオリジナル映画と同じトーマス・アルフレッドソンに依頼した。しかし断られたため、最終的に『クローバーフィールド/HAKAISHA』のマット・リーヴスが脚本・監督を担うこととなった。リーヴスは再映画化に当たりいくつかの改変を施した。舞台のストックホルムニューメキシコ州ロスアラモスに置き換えたことや、登場人物の名前を改めたことなどである。製作陣の見解によると、これらの改変はオリジナルのプロットを極力残しながらも、より多くの観客が受け容れやすくするためであった。主な撮影は2009年11月から2010年1月にかけて行われた。映画の製作費はおよそ2000万ドルとみられている。
映画は2010年9月13日にトロント国際映画祭で初上映され、2010年10月1日にアメリカとカナダで広く公開された。数多くの賛辞を集め、2010年のトップ10に選出する批評家もいた。批評家の多くはオリジナル映画を周到したハリウッドリメイクの貴重な例であるとし、中には類似点の多さを批判する批評家もいた。全世界の興行成績は2400万ドルに達し、うち1200万ドルは北米の成績である。クロエ・グレース・モレッツコディ・スミット=マクフィーとのケミストリーを絶賛され、この演技により複数の映画賞を受賞した。映画の公開後にはアビーの前日譚を描いたコミック・ミニシリーズ『''Let Me In: Crossroads''』が刊行された。
== ストーリー ==
舞台は、雪に閉ざされた田舎町。学校でのいじめに悩む孤独な少年・オーウェンは、ある日隣家に引っ越して来た少女・アビーと知り合う。オーウェンは、自分と同じように孤独を抱えるアビーのミステリアスな魅力に惹かれていき、何度か会ううちに2人は仲良くなり、壁越しにモールス信号で合図を送りあうようになる。しかし、時を同じくして町では、残酷な連続猟奇殺人事件が起きていた。

== キャスト ==
*その他声の出演(ソフト版)
 *てらそままさき木村良平伊藤有希田谷隼遠藤純平赤城進羽飼まり鶴岡聡行成とあ長克巳あいざわゆりか白熊寛嗣原島梢中田隼人
*日本語版制作スタッフ(ソフト版)
 *演出:打越領一、翻訳:徐賀世子、制作:ACクリエイト
== 製作 ==

=== 企画 ===
プロデューサーのナイジェル・シンクレアによると、企画は『ぼくのエリ 200歳の少女』が公開される前の2007年の中頃に持ち上がった。その後2008年トライベッカ映画祭でハマー・フィルムズが同映画の英語リメイクの権利を獲得し、直後にマット・リーヴスが監督に選ばれた。この映画祭で同映画は「Founders Award for Best Narrative Feature」を受賞した。当初はトーマス・アルフレッドソンに再び監督が打診されたが、彼は「もう同じ映画を2度作るほど若くない。まだ他に手がけたいストーリーがある」として断った。ハマー・フィルムズのプロデューサー、サイモン・オークスは当初「原作に忠実なリメイクかと言われれば、まさにその通りだろう。これは再映画化ではなく、前と同じ鼓動が流れている。怖いところはより怖くなるかもしれないが」と語っていたが、その後「私はこの映画をリーヴスのバージョンと呼ぶ。リメイクや再映画化だとは思わない」と改めた。アルフレッドソンは「誰かがある映画をリメイクするべきだとしたら、それはその映画の出来が悪い場合だ。そして私の映画はそれに当たらないと自分では思っている」などと、自分の映画がリメイクされることを好ましく思っていないことを度重ねて述べた。プロデューサーの一人ドナ・ジグリオッティは「オリジナルの劇的な完成度は認めるが、残念ながらあの作品は200万ドルしか収入を上げていない。『アラビアのロレンス』をリメイクするのとは違う」と語った。また他のプロデューサーの一人サイモン・オークスは「より広い観客に受け容れられる」ようにすること以外、『モールス』はオリジナルを深く踏襲していることを強調した〔。
その一方でオリジナルの原作と脚本を書いたヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストは、リーヴスに「創ろうとしているのは原作を基にした新たな映画であり、スウェーデン語映画のリメイクではない」と言われたことを明かした上で、「全く違ったものができるだろうが、とても期待している」と語った。リーヴスは「最高の映画と素晴らしい小説。感動的で、頭から離れない、おそろしい映画になるだろう。何ができるかとても楽しみにしている」と述べ、原作と同じ1980年代に舞台を置いたこの映画に原作とオリジナル映画に対する彼の敬意を留める考えを表明した。批判があることに関してリーヴスは「オリジナル映画が愛されているだけに、私がそれを台無しにしてしまうのではないかという冷やかしがあるのは理解できる。事実、私は映画に対するリスペクト以外に何も持っていない。私は個人的にこの仕事に惹かれたのであって、報酬が目当てではない。人々が我々にチャンスを与えてくれることを期待している」と述べた。リーヴスは打診された当初はリメイクに反対だったが、原作を読んで真価を見出したという。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「モールス (映画)」の詳細全文を読む




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